9月7日(日)に折り返しとなる3回目のセミナー、アクティブセミナー②が掛川商工会議所で開催されました。

アクティブセミナー②ではジュニエコ最難関の山場となる「銀行プレゼン」を午後に控えたカリキュラムとなっており、子ども達にとって人生初となる借入のためのプレゼンを経験してもらいます。
午前のカリキュラムでは「外税と内税」、「帳簿のつけ方」そして午後の銀行プレゼンへ向けての留意点、どうすれば融資が通るのか、相手に伝わりやすいしゃべり方、考えた商品のアピールポイントの伝え方などを学びました。

銀行プレゼンを見事通過すると、仮想銀行より1万円を借り入れすることができます。さらにその後、株主となる保護者に向けてもプレゼンを行い、1万円の資本金を集め、会社の元手となる2万円を手にすることができます。
銀行プレゼンには、銀行からの借り入れの他にもう1つの目的があり、掛川茶を使った商品に対して、掛川市役所のお茶振興課様より掛川茶認定証の発行をしていただくことです。お茶振興課の皆様に審査員をお願いし、掛川産のお茶を使用した商品に対してプレゼンを行い、掛川茶認定をしていただきました。
銀行プレゼン本番前の練習では、子供たちの先輩でもある高校生サポーター、YEGサポーターを銀行員に見立て、本番さながらの緊張感のなかで練習を何度も繰り返します。サポーターからもアドバイスをもらい、限られた時間の中で商品の魅力をいかにアピールできるのかをみんなで意見を出し合いながら行いました。

午後の銀行プレゼン本番では、2つの銀行が設けられ、各会社ごとに決められた銀行でプレゼンをしてもらいます。扉をノックし入室したところからスタートし、社長と財務部長の2名が銀行員(頭取・融資部長)、掛川茶認定員と名刺交換を交わし、プレゼンが開始されました。

各社それぞれが自分たちの会社紹介と商品説明に対し、練習してきたプレゼンを熱意をもって伝えます。

1度目のプレゼンでは、どの会社にも改善点などの課題を銀行員と認定員より指摘され、すんなりと融資と認定を受けることができませんでした。子どもたちは初めてのプレゼンで指摘された改善点を、次のプレゼンに向け会社の仲間たちで相談をしながら、内容・ポイントのブラッシュアップをはかります。
次こそは融資、認定をしてもらおうとプレゼンに向けさらに燃える子供たちの姿は普段とはちょっと違った一面でした。

プレゼンまでの短い時間を使い2回目のプレゼンへ挑み、再度指摘され、練習と内容のブラッシュアップ化を繰り返し、3回目のプレゼンでは全ての会社が見事に融資、を受けることができました。





次回は、いよいよ本番の「販売実践」です。11月3日(月)の商工まつりで開催されます。
これまでのカリキュラムを必死に乗り越え、奮闘してきた子供たちにとって、最高の思い出の舞台となります。
子ども達が会社を起業し、一丸となり、楽しく一生懸命に頑張る姿を一目見に、ぜひ当日は「ジュニエコ通り」の会場へお越しください。お待ちしております。